採用活動、保育園運営、転職支援に関わることなど。色々とご紹介します。

採用ツールの切り替え時

採用ツールを切り替えよう

新卒採用を中心に、自社ホームページや企業案内とは別に、仕事内容を簡単にまとめたり、先輩情報を中心に掲載した、採用の専用ツールを用意していらっしゃる会社様も多いかと思います。

ちなみにそのパンフレットや会社案内、どれくらいの頻度で更新されていますか?つい最近リニューアルしたばかりだと思っていたら、もう随分前だった、、、なんていう話は意外と多いものです。

本日はそんな「採用ツールの替え時」についてお話しします。

3年を目途に見直す

採用ツールの替え時ですが、弊社ではお客様に約3年程度で何かしらの更新をご提案しています。その理由は2つあります。

先輩の立場が変わる

1つは社員情報が更新される為です。

業務内容やキャリアアップなどを分かりやすく伝えるため、採用ツール(特に新卒)に先輩社員の登場は欠かせませんが、ある程度の期間が経つと昇進や異動があり、そこで紹介している先輩社員の情報はどうしても変わってきてしまいます。

掲載当時に比べて現在はより専門的な仕事を行い、せっかくキャリアアップを紹介出来るにも関わらず、「若手社員」として紹介されているのは勿体ないです。

一方でその社員が退職してしまっている可能性もあります。就活サイトで取材記事を上げていた社員が、残念ながら掲載期間中に退職してしまうケース。その際は「●●までは掲載期間なので掲載したままでも良いか」確認を取りましょう。

自社のサイトやパンフレットも1人分の修正をするだけでも、別途費用も手間もかかりますので、何時何時まで使用したい旨を伝えて双方の意思確認は取った方が安心です。

採用ツールは、社外の人間に対して発信する情報なので、退職者が掲載されていても分からないという意見もありますが、社内において「退職者がいつまでも掲載されている」とネガティブに捉えている方もいることもあるので、いつまでも放置することは止めた方がよいです。

流行が変わる

採用ツールを定期的に変えるもう1つの理由は、その時代の流行りを取り入れる為です。

例えばWEB情報ですが、昔はパソコン閲覧前提で凝ったHPが好まれましたが、現在は軽いページやレスポンシブルでの表示など、スマホ対策が当たり前です。

また、デザインの流行りは勿論ですが、業界の中でのトレンドワードというのもあると思います。

新卒の場合は、採用対象が毎年異なる学生ではありますが、もう他社も含めて使い倒したキーワードの場合、古臭い言葉に思えてしまうのではないでしょうか?

紙媒体は一人歩きする

採用ツールで紙媒体を用意している会社様も数多くいらっしゃると思います。

紙媒体の場合は、採用ターゲットに好まれやすい大きさ(手に取りやすいなど)、コピー、カラー、デザインは勿論重要ですが、手に取った本人のその先も、意識して頂けるとよろしいかと思います。

紙媒体の良さとして、手に取った人が周りに回した場合、情報が周辺で勝手に展開してくれる側面がありますので(大学の友人、先生、両親)、説明を受けていない人が手に取るシーンも考慮して作成・活用しましょう。

時にはサブツールを活用する

大がかりにリニューアルが難しい場合は、1枚ものの社内で印刷できるサブツールを利用することもおススメしています。

学内合説に参加する場合は、その大学の卒業生情報を集めた簡単な資料を作成したり、多くの方に対応する場合はスムーズな進行と誘導に繋がるよう、よくある質問集を用意するなど、外部に依頼するほど大がかりなものでなくて構いません。

むしろその時々のニーズに合うものを、少しタイトルや情報を書き換えて対応できる汎用性の高い1枚ものの資料を作っておくと次年度以降も非常に便利です。我々も合同説明会で運営を行う際は、1枚物は良く使います。

自社のコンテンツ事に1枚にまとめて、大学ごとに使用するというケースもこれまで見かけました。

採用ツールを作る際、自社の強い気持ちを織り込んで作成すると思いますが、忘れてはいけないのは「手に取る相手」の状況も想像することです。

どんな場面で使って、どのような展開を期待できるか、その設計をもとにサイトやパンフレットのディレクションを行い、足りないところは簡単なサブツールを用意して小回りのきくツールを用意しましょう。