採用活動、保育園運営、転職支援に関わることなど。色々とご紹介します。

保育士としてのキャリアの積み方

保育士に聞いてみた

今回は保育士さんに「保育士としてのキャリアの積み方」をお聞きしました。

昨今、待機児童問題と合わせて、保育士不足の問題が取り上げられることが多いですね。保育士の大量離職や保育士不足による超過勤務などが問題となっています。そこで、保育士としてキャリアアップを狙って転職する保育士の方も増えており、保育士関係の転職サイトも好況です。保育士としてキャリアを積んでいくのはどういった方法があるのか、私の保育士時代の体験も含めて考えてみました。

保育士以外から保育士になる

保育士になるためには、保育士資格が必要です。保育士は国家資格で、取得するには大学や専門学校を経て取得するのが一般的です。しかし保育士資格は通信教育などでも取得することができます。そのため、働きながら保育士資格を取得し、保育士に転職する方も増えています。

保育士業界と全く異なる業界からの転職も多いですが、異業種からの転職だったとしても、案外保育士に活かせる仕事は多いです。代表的なのは看護師や栄養士などでしょうか。ピアノなどの楽器が得意な音楽家やリトミックなど子どもと一緒に体を動かす機会が多いのでスポーツ選手なども向いていますし、親や子どもへの丁寧な対応ができる営業職も経験を活かせるでしょう。

研修や資格で自己研鑽していく

保育士は研修制度や勉強会が多く開催されており、セミナーなども各地で開催されています。私が働いていた保育園では、研修への参加には助成金がでました。自身で積極的に動くことで保育士としての能力を高めることができます。

また、資格取得もおすすめです。保育士資格にプラスαで、関連する資格があると職場でも一目置かれる存在になります。看護師や栄養士などはもちろん、社会福祉士やベビーシッター、キャンプ・インストラクターや子育て支援員などの資格も活かせると思います。

様々な職場で経験値アップする

母子生活支援施設や児童養護施設、肢体不自由児施設などで働けば、様々な問題を抱える家庭や児童の相手をすることになるので、高い対応力が身に付きます。

企業内保育園やインターナショナルスクールなど保育園の形態で保育の仕方も違うので、そこで働くことで保育の幅も広がるでしょう。実際に私もこども園で働いた経験があり、幼稚園と合同だからこその問題点や楽しさを知ることができました。

保育士の勤務地は意外と多いです。転職や派遣などで様々な仕事を経験することで、保育士としての経験値を上げるのも一つのキャリアアップです。

保育士のキャリアの積み方。最後に・・・

保育士不足により転職しやすくなっている保育士。私自身も保育園、民間企業、保育園と転職した経験があり、民間企業で働いたからこそ保育の楽しさも再認識できました。また、働きながらの子育ての大変さも理解しやすくなり、保護者対応も以前と変わりました。

現代では保育士に求められるものも非常に多くなっています。この機会に保育士としてのキャリアアップを図ってみるのも良いかもしれません。