チームワークのとれている会社
様々な採用の現場に携わらせて頂いたり、お話を聞く中で、「採用が強いな」「採用力があるな」と感じる企業様の特徴の一つに「チームワークがとれている」という特徴があります。
マンパワーという観点で、採用チームのメンバー同士が補いながら動いていることは勿論ですが、 採用チームのメンバー間でしっかりと「情報共有」が出来ているということです。
このように書くと至極当然のことなのですが、意外にこれが出来ていないケースも見受けられます。
採用活動は一人で行うものではありませんので、求職者情報や採用に関わる情報を採用チーム全体で共有出来ていることに、何のデメリットもありません。
逆に情報共有出来ていない事が、求職者に不安を与える可能性もあります。(新卒採用の場合、学生は勝手に風通しが悪いと判断するかもしれません)
採用担当者間での情報共有
〇〇大学に繋がりのある社員がいる。
求職者と同じような背景やキャリアの社員がいる。
この応募者は〇〇の後輩、○○の先輩という関係性。
地元が一緒という地域性など。
例としていくつか上げてみると、ささいなことにはなるのですが、時には採用の可否に大きく影響するアドバンテージに繋がる可能性もあります。たとえ今回は直接使わずに終わった情報だったとしても、今後採用活動をブラッシュアップする際やコンテンツの追加などに使えたりもします。
また、採用担当が自分一人しかいない場合でも、チームワークは重要です。むしろ一人だからこそ、大切なのかもしれません。
一人での動きになるとどうしても限界がありますので、別部署に埋もれている社内リソース(○○大学とのルートを持っている)を採用に活かすなどして、ご自身の動きを最大化させて下さい。
他部署や採用を手伝ってくれるメンバーとの連携が取れなければ、折角あるその武器を活かせぬまま、今後も一人だけの戦いが続いていくことになります。
自身の姿勢で変えられる無料で採用力が上がる
中々人が集まらないので採用予算を増やしたり、会社における「採用活動」の位置づけをすぐに変えることは困難です。
しかし情報共有は、自身の取組姿勢や注意で変えられる所も多いですので、 採用活動をしていく中で最低限の実施事項だと思っています。
採用したい人物像を問われた時に、度々語られるセリフがあります。
「周りを巻き込んで主体的に動ける人」
これは求職者に対してだけでなく、採用担当にも必要なスペックになります。
採用担当に対して周りが協力的な環境を作ることによって、情報が自然に集まったり、現場が協力的に動いてくれます。
この前参加したセミナーで一緒になった方が転職を考えている
出身研究室に未内定の学生がいるらしい
今度学生が集まるこんなイベントに呼ばれている
来週○○大学の先生に会う予定
○○部の誰某さんは人前で話すのが上手い
社内には採用のリソースで使えたり、採用に繋がる情報が意外に溢れていたりします。ぜひ採用活動では周りを巻き込んで下さい。
最近流行りの「リファラル採用」も、第一歩は近いところからの情報共有になります。