採用活動、保育園運営、転職支援に関わることなど。色々とご紹介します。

良い内定辞退のされ方-気持ちの良い断られ方

聞きたくない言葉内定辞退

採用活動に携わっている方にとって聞きたくない言葉の一つに「内定辞退」があると思います。

合同説明会や学内説明会などで出会ったり、就職サイトからエントリーしてもらうなどし、ようやく説明会に参加して頂き、その後選考を進める中で徐々にその学生の背景が見えてくる。

選考期間や内定者フォロー期間の中で、お互いに自己開示していき志望度が高まりいよいよ内定承諾をもらう。

そんなタイミングでの内定辞退。特に自社への志望度が高いと思っており、良い人材だった学生からの内定辞退は堪えます。採用チームが複数名いる場合は周りに合わせる顔もありません。。。

諦めも肝心な内定辞退

内定辞退は、たしかにショックで残念な出来事ではありますが、採用に内定辞退はつきものです。

もちろん無事に入社して頂いて、共に同僚となって働く日を迎えることがベストではありますが、内定辞退のたびに落ち込んでばかりいては、目標人数への到達をすることが出来ません。

世の中には数多の企業が存在しているので、特に採用人数の多い企業においては、内定辞退がしばしば起きるのは仕方のないことなのです。

気持ちの良い断られ方をする

我々が採用活動を通じて常々言っているのが、

「気持ちの良い断られ方をしましょう」ということです。

最後までどちらにするか悩んだ末に他社を選択していたとしても、御社にも魅力を感じていたということは事実です。

第一志望の内定が出たら辞退することが分かっているケース、他社を選択する可能性の方が高いケース。

結果的に自社を選んでもらえないであろう時も、疎かな対応をしてはいけません。断られ方は重要です。

薬剤師採用など理系採用に携わる機会が多いのですが、専門的分野の職種は新卒での就活だけでなく、転職の際も同じ(限られた)分野の中で動くことが多いです。

新卒採用のシーンだけでなく中途採用も含め、いつその転職者や学生と再び接点があるか分かりません。

ご本人が転職をせずとも、近くで転職を考えている方がいたり、企業探しをしているいわゆる「転職予備軍」がそばにいる可能性もあります。

先日応募のあった転職者に応募理由を聞いたところ、実は新卒時に内定をもらっていたとのことでした。当時はやりたいことが少し違っていたそうですが、 実際に経験を積み今回転職を考えた時に、当時のことを思い出し応募を決めたとのこと。「当時現場の社員の方の対応も良く、雰囲気が良かった」そんなお話しをされていました。

こうした応募のケースは、中途採用で時々見かけます。

商品やサービスの購入において契約が決まった瞬間に、あれほど頻繁に連絡をくれていた担当者から、突然連絡が来なくなる業者のようにはならず、 最後まで礼節を重んじて転職者に接することで、 再び人生のトランジションに立った時、御社のことを思い出してくれるかもしれません。

そして直接の関わりでなかったとしても、その方の近くに御社への応募を考えている転職者がいた時には、そっと背中を押してくれる味方になってくれるかもしれません。