採用活動、保育園運営、転職支援に関わることなど。色々とご紹介します。

大学訪問は一日にしてならず

大学訪問で新卒採用に”縦の概念”をいれる

新卒採用におけるリファラル採用の一つとして大学訪問があります。
買い手市場になると減少し、売り手市場になると増加する、そんな印象を受けます。
採用する側からすれば当然であり、少ない労力で応募者が集まる買い手市場において、マンパワーの取られる大学訪問をするより、ナビやDMを駆使して集客をした方がより効率的であり、すぐに結果をだしやすいはずです。
しかし新卒採用は22卒・23卒といったように、年度毎データが一新されます。
OB出身校情報をただナビに並べるのは、各年度のナビを更新しているだけです。上手く大学や研究室との繋がりや情報を使い次の年度に繋がって行く「縦採用」を意識してみましょう。

 

大学訪問の準備をする

大学訪問をするにあたりまず何から始めるか?
「大学名 キャリアセンター」でまずは検索してみましょう。
キャリアセンターの電話番号が出てきます。
アポイントの趣旨や希望日時を伝えれば大抵の大学でアポイントは採れます。
理系採用などで学科を限定した募集の場合、キャリアセンターと合わせて
「大学名 就職担当」と検索すると各学部や学科には就職担当がおり、
連絡先が出ています。ただしキャリアセンターに比べ、メールアドレスのみ掲載されているケースや何も掲載されてないケースもあります。
そんな時は社内でのネットワークを使い、上手く就職担当にコンタクトをとるなどして対応しましょう。初回訪問は、キャリアセンター・学科共に新卒採用と同じような情報展開で問題ないです。ただし出来るだけ飛び込みは止めましょう。キャリアセンターは比較的対応してくれますが、研究室の場合は特殊なケースを除いて悪い印象を持たれます。

キャリアセンターは総合窓口、学科毎は別で対応

キャリアセンター(就職課)は大半の大学に設置してあります。
役割は、就職セミナー(就職対策や合同説明会等)の取り仕切りや、
学生の就職相談、訪問企業への対応、送付されてきた求人票などの処理。
主に大学全体の就職関連の部署です。
一方で学科ごとの就職担当。 こちらは学科内の推薦受付や企業対応、また学科内での独自就職支援を行っているケースもあります。
こちらの就職担当者に関しては、学科ごとの教授が実施しているケースがほとんどです。分野限定での採用を行なっている企業の場合、キャリアセンター訪問時に研究室訪問を薦められる傾向もあります。キャリアセンターは就職に関する全体的な受付窓口であるので、ベテランの職員の方は数字以外の就職状況にも詳しいですが、異動したばかりの方はまだご存知ないことが多い印象を受けます。そして就職担当者はアカデミック領域が専門の教授であり、就職状況に明るい方は全体的には少ない傾向です。

学生紹介・イベント参加・集客の困難さ

大学訪問の目的を合同説明会への参加や学生紹介とする企業は多いですが、
合同説明会には毎年決まった顔ぶれや大手が並ぶ大学が殆どで、キャンセル待ちをする企業も非常に多いです。そのため新規での参入は難しいケースが殆どで、代わりに学内においてイベント(説明会)を開くことも可能ですが、こちらは認知度の高い会社以外集客することが困難です。大学側から紹介される学生はなかなか内定の取得出来ない学生の割合も高く、最近では特定の企業を紹介することがクレームに繋がるために避ける大学も多い印象です。

あらゆるツールを駆使して戦うのは学内も同じ

意識は採用活動から営業活動へ

採用活動は自社を商品として正確に捉え、相手の立場や状況によって様々な角度から魅力や相手が望む情報を伝え、納得して入社して頂く営業活動になります。大学訪問に関しては、特にその意識を持って下さい。
比較的伝えるコンテンツが予想され、話の展開も組み立てやすい学生に比べ、
大学へのアプローチは状況によって対応が変わるケースも多いです。求められる情報だけでもキャリアセンター、教授で異なってきます(個々でも変わります)。
5年後にキラキラ輝く先輩になる情報よりも、10年後の手取りや会社の事業展開、安定性を求められます。

 

親和性の高いもので攻める

大学訪問の目標は、自社を知ってもらう機会の創出に尽力した方が得策です。
そしてそのきっかけは、なにも採用と言う窓口にこだわる必要はありません。
自社で取り扱う商品やサービスが学内や研究室と親和性のあるものであれば、
そちらを持って大学とつながるやり方もあります。
学生にとってプラスになるようなことを提供出来るのであれば、
そちらを使いながら営業活動を行うやり方もあります。
このやり方は、頻繁に人事異動が行われ小回りが利きにくいキャリアセンターよりも、比較的小回りが効き、イベント等組みやすい学科単位がおすすめです。
先生との関係を構築する中で、学内や学科内の状況が徐々に分かって来るようにもなり、学生と接触機会の創出も提案しやすくなります。
何より先生との関係は年度をまたぎます。
就職ナビやイベントへの参画などに比べはっきりとした成果が見えづらい大学訪問においては、継続していく中で採用以外のつながりを生み出すことも営業担当として重要な役割の1つです。